●前回、心構えとして5点ほど述べましたが経営者の方には中々その本質がご理解頂けないケースが見受けられます。最近もITを導入すれば何とかなると言った考えの経営者に何人もお会いしました。そこで基本的な情報化に対する考え方をあえて考えてみたいと思います。

企業のIT活用成功例を聞いて「このままではいけない」とあせり、片や失敗例を聞いて「やっぱりやらなくて良かった」と思われた経験はありませんか?
しかし「このまま何もしなくても本当にいいのだろうか」と言う不安がつきまとい情報化の目的とどうあるべきかが漠然としたままでは決断が難しいと思われます。
私の結論は、IT導入の目的は経営効率の改善や企業の付加価値の向上を行なう事により、お客様に対して他社にない差別化された商品やサービスを提供することを前提に考えお客様にどのような価値を創造できるかを基本とすべきだと考えます。ポイントはお客様です。
確かに、ITそれ自体が変革の要素となりえます。しかし、実際には人・組織・業務などの組合せがうまく連動して初めてITの活用があり、お金儲けにつながるビジネスモデルの構築が実現される。掘り下げれば業務プロセス・社員各自の役割分担・社内ルール・情報システムや社外の取引先・得意先等との関わりまでトータル的に考えた情報化が成果を生み、効果が後で出るのでは?
これらを無視してお金を使いITを導入しただけでは効果が出ないことが予想されます。また重要なのは情報化と同時に経営的に解決すべき課題(業務改善)の2つ同時にプロジェクトなりを立ち上げて取り組む事だと思います。

最終的に自社に取って全社的に最適な業務の状態を構築することが目標になるかと思いますが、情報化について言えば現状の社員のPCスキルや情報リテラシーのレベルを見極めて無理をせずに着実にIT活用を1年目・2年目と段階的にステップアップすることが望ましいと思われます。

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