2008.1.24
●1.23付け日経新聞夕刊より
経済産業省が小規模企業の財務会計やオンライン申告などの支援のポータルサイトを開設する。そんな話しを最近、小耳に挟みました。
現在、経済産業省を中心に、中小企業のIT活用のためのサービス構築を検討しているというのです。これを利用すれば、財務ソフトへ入力したデータを使って、オンラインによる税の申告や社会保険の申請なども出来てしまいそうです。運用は早ければ2009年1月を予定との事。
小規模企業が、インターネットを使って、財務会計や給与計算、公的な手続きなどを簡単に行える。現在、そんなシステムを経産省、厚生労働省、法務省、社会保険庁、国税庁の5省庁で検討中。同システムでは、インターネット上のポータルサイトからアプリケーションソフトを利用するSaaS(サービス型ソフトウェア)によって、財務会計や給与計算などの処理が行える。利用者は、パスワードとIDを入力し、サイトに入り、日々の売上や経費などを打ち込めば、財務会計から給与計算までを一貫して処理できるのだ。さらに、それらのデータから法人税や、従業員の所得税などを算出し、税の申告書や社会保険の申請書などを作成。オンラインによって各省庁への申請手続きを自動的に行う事が出来る。同システムの使用料だが、一般の財務会計ソフトの1/2〜3程度になる見込みであり、コスト面でIT導入を見合わせていた小規模企業には朗報といえる。ネット環境が整った現在、今後経産省SaaSサービスの動向に注目したい!